こんにちは、とくです。
今回は、多くの人はあまり関係が深くない内容になります。
認定一般検査技師の資格取得までに私がやった勉強法について、
少しでもお役に立てたらなと思います。
認定一般検査技師の試験範囲は?
・尿検査
・便検査
・寄生虫
・髄液
・関節液
・体腔液
・精液
・その他材料
一般検査の試験範囲はかなり広い分野になってます。
詳しい内容は日本臨床検査技師会のHPをご覧ください!
それぞれ大きく内容が変わってくるので、教科書1冊ではカバーしきれません。
なので、各分野ごとに1冊は持ってると安心です。
試験を受けた感想
私は2回試験を受けました。
1回目の感想は「ムズすぎて、絶望」でした。
自分の中ではそこそこ勉強して挑んだつもりでしたが、全く歯が立たなかったです。
検査方法や内容だけではなく、病態や治療方針なども問われて
「そんなとこまでは勉強できてないよ…」と言った感じでしたね。
不合格確実だと思ったので、その日はやけ食い&ヤケ酒しました。笑
1回目に落ちた原因分析をしてみた
初めて受けた時は、「全体を一通り勉強した」という状態でした。
試験では、発生学や病態に関しても問われる内容が多く、
教科書でざっと勉強したくらいじゃ全然足りませんでした。
検査値や検査方法を覚えるだけではなく、
「なぜこの症状が出るのか?」
「この細胞が出た時にはどんな時か?」
「この虫卵が出たということは、この治療法が必要だ」
など、一歩二歩踏み込んだところまで考えて学習できていませんでした。
2回目受けた時は?
一歩踏み込んで考えることを意識して勉強したおかげで、
2回目は「意外とわかる問題が多い」と感じました。
記憶の中の絶望感はなく、内心テンションが上がってました。
隣の人が、すぐに解き終わって離席されていたのは少しびっくりしました。
実際のスケジュール感
1回目の受験まで
通年/月1回のWeb講習会
毎月、兵庫県臨床検査技師会が主催するWeb講習会を受講していました。
参加費が500円とめちゃくちゃリーズナブルですが、
初学者が理解しやすい基礎的で大事なことを学習できました。
4〜9月/参考書一読
4月〜9月ごろにかけて参考書を一読してました。
無理のないペースでやっていたので、半年ほどかけてましたね。
もともと本を読むスピードが遅い私で半年なので、
皆さんはもっと時間短縮できるのではないかな?と思います。笑
7〜11月/e-Learningの受講
参考書を一読し終わる目処がたったあたりから、
日本臨床検査技師会のe-Learningシステムを活用しました。
月額750円のサブスクスタイルです。
一般検査だけではなく、生理検査や血液検査など他分野もあって初学者にはオススメです。
1つ後悔ポイントが…
「もっと早く使えば良かった」
というのも、一般検査に限ってかもしれませんが、
動画の内容は、ほぼ技術教本の内容と同じだったのです。
音読してるのかな?ってレベルで。笑
だったら、一読する前にこの動画で良かったやんっ!
e-Learningの最大のメリットとして感じたのは、
「動画の最後に確認テストが10問ほどある」ことです。
過去問が出回ってないので、実際の問題に触れられるのはここくらいかな。
通年/尿沈渣の鑑別
試験は文章問題と画像問題とがあります。
尿沈渣の画像問題対策として私が使っていたのが、「尿沈渣の鑑別」です。

カラー問題と解説付きで学習しやすくなっています。
問題数も90問越えの大ボリューム!
この問題集は何周もやりました。
2回目の受験まで
翌年/自分の中の何かが大きく変わった年
1回目の受験で心を折られた私は、翌年死んでいました。
全くやる気が起きず、自分には無理なんじゃないかなと考え、
今年は受験見送る判断をしました。
ただ、夏に一般検査の実地研修があり、試しに参加してみました。
コミュ障なので、仲良くなれた人はいなかったですが、
この研修で、自分を大きく変えることが2つありました。
1つ目は、他施設で働かれている方々の会話が聞こえてきたのですが、
尿沈渣像から病態の推測までをしっかりされていたことです。
さらに尿沈渣一件見る時間から、
「これだけ時間がかかっていると給料ドロボウやな」
と話されていました。
それまで、
「目の前の沈渣像がなにか?」
それだけを一生懸命考えていた自分が恥ずかしくなりました。
今でもずっとこの会話は鮮明に覚えています。
2つ目は、講師をされていた某先生との会話です。
自施設では聞きにくく、ずっと引っかかていた沈渣像のことを尋ねたのですが、
かなり基礎的な内容だったにも関わらず、
とても丁寧に対応していただき、
「この人の隣に立てられるような技師になりたい」
と感じました。
この出来事がなければ、一般検査の勉強は諦めていたかもしれません。
受験年 2月/復習
1年間勉強をおろそかにしていたので、e-Learningシステムの問題を通して、
忘れている部分の洗い出しをしました。
受験年 3月〜5月/病態整理
「病気が見えるVol.8」と「マインドマップ」を使って、病態の整理をしました。
病態に関して全くと言っていいほど理解できていなかったので、
一旦、全体像を把握することから始めました。

私が実際に作った一例を載せておきました。
文章と画像とを使って、視覚的にも覚えられるように意識しました。
整理し始めた頃は、
「参考書を何度も読む方がいいんじゃないか?」
「入力する時間が無駄な気がする」
といった邪念もありましたが、最終的に整理しておいて良かったと実感しています。
受験年 6月〜8月/寄生虫まとめ
次に取りかかったのが、寄生虫の分野です。
病態整理と同じように、
各寄生虫に関して体系的にまとめました。
寄生虫は馴染みがなく、独学が非常に難しかったです。
YouTubeにあがっている寄生虫の動画を見ながら、まとめていくことで
より内容を記憶しやすかったかなと感じました。
私は「一般検査ちゃんねる」さんの動画をよく見ていました。
リンクを載せておきます!
受験年 9月〜11月/練習問題
インプットばかりで、覚えているのか分からない状態が続いていたこの頃。
「Anki」というアプリと出会いました。
自分で問題を作って覚えられる暗記カードアプリです。
思い浮かぶような一問一答形式ではあまり意味ないかなと思い、
実際の試験と同じ、5つの文章から正しいものや誤っているものを選ぶ形式で作っていきました。
解答解説も一緒に作ることで、
大事な部分や自分が理解できていない部分も
分かって効率が良かったかなと思います。
画像の貼り付けもできるので、画像問題対策もできました!
Ankiに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています!
実際に使った参考書をご紹介!
全般網羅
「一般検査技術教本」「一般検査学(赤本)」
体腔液や関節液、その他の材料は教科書をベースに勉強しました。
尿検査の基本的なことも、
この2冊をメインに勉強しました。
尿検査
「尿沈渣の鑑別」
尿沈渣の画像問題対策として、尿沈渣の鑑別という参考書を使いました。
フルカラーの問題形式で無染色、染色像ともに学習できるのが良かったです。
沈渣成分の説明なども入っていて、初学者〜試験直前までずっと使える1冊です。

「病気がみえるvol.8」
腎尿路系の働きや病態をフルカラーのイラスト付きで分かりやすい1冊。
分からないことが出てきた時の辞書みたいな使い方をしていました。
1番開いた回数が多い参考書です。

寄生虫
「医動物学(赤本)」
自施設では寄生虫検査を全くしていないので、完全に独学でした。
なので、初めは学生時代に使っていた、いわゆる赤本を使いました。
が、最終的には補助的な使い方になりました。
メインで使っていたのは次にご紹介する1冊です。
「図説人体寄生虫学」
寄生虫の勉強でメインで使っていたのはこの参考書です。
参考書というより図鑑です。笑
1つ1つの寄生虫に関して詳しく載っているので、
正直、この1冊あれば十分かなと思うくらいです。
詳しすぎるくらいなので、全てを覚えようとするのはNG。
重要な部分を覚えるようにして、「聞いたことがある!」を増やすのがオススメ。

髄液
「髄液技術教本」
髄液検査は技術教本を使いました。
検査の意義や検査方法はもちろん、
病態ごとの出現細胞の画像も記載されているので
画像問題の対策にも使いました。

番外編
参考書以外にも使ったものがあります。
YouTube、日臨技e-Learningシステム、各種勉強会
正直、これらはかなり有用です。
YouTubeは通勤中に聞き流して記憶に残す。
e-Learningでは最後に問題があるので、知識の確認。
各種勉強会で学んだことは重要なことばかり。
さらに他の人がどんな風に勉強してるのか、
どんなところに疑問を持っているのか、
など1人では見えない視点から考えられます。
まとめ
振り返ってみると、1回目の受験の時は完全に準備不足でした。
ほぼ尿検査だけで、他の分野はちょこっとカジった程度。
翌年の出会いから諦めずに頑張って良かったと思っています。
今日紹介したのは、合格した多くの人の中の一例に過ぎません。
ですが、勉強方法に悩んでいる方、一般検査に興味がある方の助けになれば幸いです。





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